ヤマハXSR700(6MT/MR)【レビュー】

激戦の予感

人気モデル「MT-07」の基本設計とネオレトロなデザインを組み合わせたヤマハのネイキッドモデル「XSR700」。強力なライバルの登場により、今後ますます注目を集めると予想される2気筒・700ccクラスを勝ち抜くことはできるのか?

最大の魅力は走りにある

XSR700は、軽量で乗りやすいMT-07のエンジン、車体、サスペンションを使用して、ネオレトロなイメージを持たせたマシンである。最大の魅力は、MT-07同様、軽量な車体とトルクフルなエンジンが生み出すその走り。走りだした瞬間にライダーを夢中にさせてしまう。

素晴らしいのはそのエンジンフィーリングだ。270度クランクのツインエンジンは小気味よい鼓動感はあるけれど、振動はほとんどない。非常に軽やかに吹け上がっていく。それでいて低回転からトルクが太く、3000rpm付近からスロットルを大きめに開けて勢いよく加速しようとするとフロントタイヤが路面から離れてしまう。けれど慌てることはない。スロットルを開けた瞬間のレスポンスは柔らかく、そこから右手の動き一つで自由自在にパワーを引き出すことができる。

高回転まで引っ張ればレブリミットまで気持ち良く伸びていく。リッターバイクのような超絶な加速はしないけれど、最近はやりのマネジメントシステムやトラクションコントロールなどは介入せず、純粋にライダーの操作でパワーを使い切るのは気持ちいい。

もう一つ気に入ったのは、のんびり走っていてもせかされる感じがしないこと。中速での鼓動感や力強さがあるから、スポーティーな性格であるにも関わらず、車の流れに乗って走っているだけでも十分に楽しめてしまう。...

提供元:webCG

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