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雪と灯火で幻想的な旅籠再現!月山志津温泉「雪旅籠の灯り」


山形県の中央部にそびえる霊峰月山。この山中にある月山志津温泉では、昔の旅籠の町並みを雪で再現するイベント「雪旅籠の灯り」が開催されます。
小さな宿場の集落にもかかわらず、雪で旅籠の建物を何軒も作ってしまう規模の大きさに加え、夜になると無数のロウソクで明かりが灯されて、とても幻想的で見応えのある素敵なイベントをご紹介致します。

積雪量は日本一!?月山志津温泉はこんな所

写真:右肩

月山の山中にある月山志津温泉は、四百年以上前から宿坊が建ち並び、出羽三山へ向かう行者や参拝者でにぎわった歴史ある宿場です。元々温泉地では無く、温泉が湧いたのは平成に入ってからの事です。現在は、月山越えの旧街道沿いに9軒の温泉宿が並ぶ小さな集落です。

写真:右肩

月山志津温泉は、人が定住する所では雪の積雪量が日本一!と言われ、6mもの雪が積もる豪雪地帯です。しかし、気象庁のアメダスが設置されていないので、正式な観測や記録が行われておらず、青森県の酢ヶ湯温泉や同じ山形県内の肘折温泉が、最も積雪が多い所としてニュース等で紹介されてしまう、ちょっと可哀想な所なのです。
月山志津温泉へ向かう旧国道112号線(月山越えの旧街道)の両脇には、高い雪の壁が出来ており、写真中の道路案内板と比べれば雪がいかに多いか分かるかと思います。
車で向かう際は、除雪はこまめに行われていますが、スタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンは必須です。

その大きさにビックリ!雪で作られた旅籠の建物

写真:右肩

「雪旅籠の灯り」の主役である、昔の旅籠を雪で再現した建物は、月山志津温泉のメイン通り(月山越えの旧街道)に沿って建ち並んでいます。雪で作られた建物は、実際の建物とほぼ同じ大きさで、様々な模様が彫り込まれて美しく見応えがあります。写真に写っている人と比較すれば、その大きさがお分かりになる事でしょう。
小さな集落である月山志津温泉が、何故こんなにも大規模な雪の建物を作れるのでしょうか?
冬の祭りで雪像等を展示する場合、多くは大量の雪を運んできて製作されますが、6mもの雪が積もる月山志津温泉では、積もっている雪を加工するだけで良いのです。
多数の大学生の応援も入る事により、大量の積雪を活かして大きな雪の建物が作られるのです。
想像以上の大きさに驚かされますが、本番は灯りが入る夜です。

写真:右肩

ソリで滑り降りる大きな滑り台も用意され、子供に大人気!
夜がメインの「雪旅籠の灯り」ですから、滑り台も照明が入ってナイター営業します。

雪の旅籠にろうそくが灯されて幻想的な光景に

写真:右肩

夕方になり空が暗くなると、ろうそくに火が灯されて雪で再現された旅籠の建物は、幻想的な空間に生まれ変わります。暗くなるにつれて、人出も増えて賑やかになってきます。
冬の山中でしかも夜のイベントですので防寒対策は十分に、足元も雪で滑りやすいので履物も万全な準備が必要です。

写真:右肩

ろうそくの柔らかい光に包まれる巨大な雪の旅籠。雪で出来ているのに、とても柔らかく温かい雰囲気です。しかも大きいので見応えもあります。
沢山のろうそくに火が灯される事もあり、ろうそくの明かりだけでこんなに明るくなる事にも驚かされます。

写真:右肩

雪で作られた旅籠の建物の外側も、色々と工夫して作られた飾りがあって楽しませてくれます。これらも、ろうそくの明かりに照らされて温かみがあります。

雪の旅籠は中にも入れます!

写真:右肩

雪で作られた旅籠の建物は、中に入る事も出来るのです!
雪の建物に入るなんて、まるで冒険みたいでワクワクしますね。

写真:右肩

中に入ると、雪のトンネルの様になっています。ろうそくが至るところに灯っていますので、雪で白一色に囲まれている事もあり結構明るいです。風も入らないので外より暖かいですし、雪の中にいるという非日常的な特別感を味わえます。
中には、工夫を凝らした様々な飾り付けから、公共団体の展示物まで色々見学できます。さらに、和菓子やアクセサリー、麺類や雑貨を扱う複数のお店があったり、良縁の神様を祀った仮想の神社まであり、楽しい様々なアイデアに満ちあふれています。

雪と氷×LEDでお洒落なアイスバー

写真:右肩

イベント会場の一番奥に、人気のアイスバーがあります。こちらは、ろうそくの暖かく柔らかい灯火とは異なり、LEDの光でカラフル&クールな感じです。

写真:右肩

中は結構な奥行があり入口からは想像できない広さ。通路の両側にテーブル席があり、一番奥にカウンターがあります。全体的に青色のLEDで照らされて、なかなかお洒落な空間が魅力的です。テーブル席も、氷で作られたテーブルの中でLEDが光っており、こちらもお洒落で幻想的です。席に座った方は、皆さん記念撮影してしまう美しさです。

写真:右肩

雪と氷で作られたカウンターも、LEDの照明や並ぶお酒がお洒落です。この様な雰囲気ですと、思わず何か一杯飲みたくなりますね。ちなみに、アイスバーで人気の看板メニューは、体が温まるホットワインです。
アイスバーの他に、集落の中心部には複数のテントが張られて売店や休憩所が開設されますので、暖かい飲み物や食べ物を取って体を温める事ができます。ゆっくり「雪旅籠の灯り」と温泉を堪能するなら、月山志津温泉にそのまま宿泊する事をお勧め致します。

月山志津温泉「雪旅籠の灯り」基本情報

開催場所:山形県西川町志津地区(月山志津温泉街内)
開催期間:2月最終の金土日曜日・3月第1の金土日曜日
点灯時間:18:00 〜 21:00
入場料金:500円(中学生以下無料)
アクセス:
山形自動車道「月山IC」より車で約20分
寒河江駅や西川町役場より臨時バスあり(要予約)
問合せ先:月山朝日観光協会(TEL:0237-74-4119)
2018年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
月山志津温泉「雪旅籠の灯り」公式サイト
http://www.gassan-shizuonsen.net/yukihatago/index.html

【トラベルjpナビゲーター】
右肩

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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