コロンビア第二の都市「メデジン」から車で2時間ほど、「グアタペ」は人口1万人にも満たない小さな田舎町です。そんなグアタペに世界中から観光客が集まるのは、まるでおもちゃのようにカラフルでカワイイ街並みと世にも珍しい巨大岩「ペニョル」へのアクセスが便利だから。今回はそんな「グアタペ」の魅力をご紹介します!
カラフルすぎる「グアタペ」の街並み
「グアタペ」の建物はどれも綺麗にペンキが塗られ、眩しいくらいにカラフルな街並みを見ることができます。まるでどの建物が一番目立つか競うかのように、それぞれが個性を放っています。
この可愛らしい建物、こう見えて市役所です。グアタペの中央広場に面した場所にあります。観光案内もしているのでぜひ覗いてみましょう。
もともとこんなにカラフルではなかったという「グアタペ」。観光促進のために街をあげてのプロジェクトで街をカラフルに仕立て上げたのだそう。大都市メデジンからのアクセスがよいこともあり、一躍コロンビアの有名観光スポットに大成長しました!
思わずノックしたくなる可愛いすぎるドア
カラフルな建物をさらに彩るのが、ますますカラフルなドア。日本ではまず見ることはありませんが、これも一般の民家なのだから素敵です。面白そうなお店かと思いつい中を覗きたくなってしまいますが、きちんと配慮しましょう。
ゆるカワ飾りつけ「ソカロ」
グアタペの建物の壁に必ず施されている装飾部分は「ソカロ」と呼ばれ、グアタペが「ソカロの村(Pueblo de Zocalos)」と呼ばれる所以でもあります。
伝説や街の歴史的な出来事などがモチーフだったり、グアタペ周辺の美しい景観がテーマになったり、または建物の持ち主の趣味など、同じデザインは2つとなく様々なデザインがあります。
これはパン屋さんのソカロ。パン作りに対する愛がソカロに込められています。
これは街の大切な移動手段トゥクトゥクが描かれたソカロ。ちなみに実物もソカロに負けないくらいカラフルにデコられています。
いろんなデザインがあるので、街中のソカロを見て回っても飽きないくらい!ちょっと個性的でクスッと笑えるゆるカワな絵が多いので、お気に入りを見つけてみましょう!
一足延ばして巨大岩に行ってみよう
グアタペの街の手前にそびえ立つ巨大岩「ピエドラ・デル・ペニョル」は、悪魔の岩として地元住民に恐れられました。その世にも珍しい景観は人々の話題になり、今ではコロンビアで有名な観光スポットになりました。コロンビア第2の都市「メデジン」からも近いので、国内の観光客も目立ちます。
湖や貯水池が広がる平坦な土地に、突然200メートルにもなる岩がにょっきりと佇む様子は、確かに目を見張るものがあります。
「ペニョル」の巨大岩はなんと頂上まで登ることができます!岩の壁面に設置された階段は実に740段!登っても登っても辿り着かないかのように感じられますが、ところどころに段数が示されているので、これを頼りにひたすら登りましょう。
やっとたどり着いた頂上からはこのような絶景が!湖や貯水池が多い土地柄、ぽこぽこと島が浮かんでいるように見え、緑豊かで不思議な景色が広がります。苦労して登った甲斐があります。
おもちゃの国で一泊してみる?
メデジンから日帰りもできる距離なので巨大岩とセットで気軽に街を散歩して回るのが定番ですが、もし時間に余裕があればぜひ一泊してみて。日帰り客がいなくなって静かになった街を時間を気にせずぶらぶらと散歩すればまるでおとぎの国に迷い込んだような感覚に。いろんな発見があるはず!
【トラベルjpナビゲーター】
miyoshi yuca