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アウディRS 5クーペ(4WD/8AT)【試乗記】


新しい時代のスーパースポーツ

アウディから、最高出力450ps、最大トルク600Nmの高性能スポーツクーペ「RS 5クーペ」が登場。最新のV6ツインターボエンジンとフルタイム4WD機構を組み合わせたハイパフォーマンスモデルの、数値的なパフォーマンスだけにとどまらない魅力をリポートする。

クーペっていいな

アウディRS 5クーペが1257万円から。対して標準仕様の「アウディA5」は686万円から。これだけの価格差がありながら、アウディRS 5 クーペの佇(たたず)まいは基本的にはA5から大きく変わらないエレガントなもの。その価格差や性能の違いを「どないだー!」とギンギラギンにアピールすることは、アウディというブランドの流儀に反するようだ。

真っ先にお金の話をする下品な人間と違って、アウディと、このブランドを支持する方々は奥ゆかしいのだ。ミニバンにしろSUVにしろ、最近はフロントマスクのアピール力がインフレ気味。街の雰囲気が悪くなったように感じるほどだから、アウディRS 5 クーペを見た時にはなにかほっとした。

よくよく見れば、むっちりとした筋肉を思わせるリアフェンダーのふくらみとか、空気取り入れ口を大型化したフロントフェンダーなど、ディテールには高性能バージョンらしい演出が施されている。けれども全体のフォルムをひと言で表現するにあたっては、「気品がある」という言葉を選びたい。このクルマの造形美にふれたことで、クーペというスタイルの成り立ちに思いはせたくなるほどだった。

ご存じの方も多いように、クーペの語源は「切る」という意味のフランス語。馬車の時代にキャビン(客室)の後半部分を切って、乗車定員は少ない一方で、パーソナルで機敏に動くぜいたく仕様を仕立てたことに由来する。

で、いざ使ってみると、アウディRS 5 クーペというモデルは、「クーペ(と暮らす生活)っていいな」と思わせる見事な仕上がりだった。...

提供元:webCG

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