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日本一の早咲き梅!「熱海梅園梅まつり」でひと足早い春を楽しもう


熱海梅園(静岡県熱海市)の梅は11月下旬〜12月上旬に開花がはじまる「日本一の早咲き梅」。毎年、開花時期には「熱海梅園梅まつり」が開催され、2018年のまつり期間は1月6日(土)〜3月4日(日)となります。
一番の見頃は例年2月上中旬ですが、早咲き、中咲き、遅咲きと順に開花していくため、長い期間花を楽しめるのが特徴。園内の「中山晋平記念館」や「韓国庭園」、隣接する「澤田政廣記念美術館」も必見です。

明治19年に開園!130年の歴史をもつ美しい梅園

写真:波奈 美月

梅園入口に近づくと、さっそく咲き誇る華やかな白梅や紅梅が目に飛び込んできます。入口前と園内にある紅白の梅に囲まれた「梅園」の碑は人気の撮影ポイント、多くの人で賑わいます。
開花の早い入口付近の花が終わっていても大丈夫、少し奥に行けば咲いていて、まつり期間は十分梅の花を楽しめますよ。

写真:波奈 美月

熱海梅園は、温泉療養施設 「きゅう汽館」(旧「大湯」)が完成したことがきっかけで、明治19年に開園しました。内務省の初代衛生局長、長与専斎(ながよせんさい)氏が温泉療養と共に適度な運動が不可欠であると提唱したことによります。
現在、約14,000坪の園内には、早咲き272本・中咲き104本・遅咲き96本の59品種472本(平成28年1月現在)の梅が咲き乱れるまでになりました。由緒ある歴史を感じさせる、樹齢百年を越える古木もありますよ。

写真:波奈 美月

梅のほか、「日本一遅い紅葉」の名所としても有名!11月中旬〜12月中旬には「もみじまつり」、6月上旬〜中旬には「ほたる観賞の夕べ」も開催されます。

「香浮橋」周辺は超絶景ポイント!個性的な「梅園六名木」にも注目

写真:波奈 美月

梅園の中を流れる初川には、入口に近いほうから、漸佳(ざんか)・迎月(げいげつ)・雙眉(そうび)・駐杖(ちゅうじょう)・香浮(こうふ)の「梅園五橋」が架かり、華やかな梅林に囲まれたその姿は、散策の味わい深いポイントとなっています。
初川が分かれた所にある「雙眉橋」は、横に2つ並んだ独特の構造が美しい橋。鮮やかな朱塗りの「駐杖橋」は、梅園によく似合い、五橋の中でも一番のインパクト。
しかし一番の絶景といえるのは、五橋の一番奥にある「香浮橋」の周辺です。写真は、「韓国庭園」近くの高台から見た「香浮橋」。梅の香りの中に浮かぶ橋の姿、名前の通りの美しさですね。

写真:波奈 美月

梅の花に目が行きがちですが、「梅園六名木」もなかなかの見ごたえ。
三つ子樟(みつごくす)・腰掛欅(こしかけけやき)・石割榊(いしわりさかき)・根なし梅・供養梅・貫一、お宮の梅を指しており、いずれも深いいわれや一風変わった特徴があります。ぜひ、見落とさないようにしましょう。

滝の裏側を通れる「梅見の滝」!楽しいイベントもいろいろ

写真:波奈 美月

「五橋」と共に梅園の名物となっているのが「梅見の滝」。梅園の奥にある高さ13m・幅28.5mの人工滝です。
咲き誇る梅の花を前にした滝の姿は、たとえようもない美しさ!表から見るだけではなく、ぜひ滝の裏側の歩道も通ってみましょう。服が濡れるなんてことはありませんよ。流れ落ちる水越しに見る外の風景もまた一興です。

写真:波奈 美月

園内にはその他、梅園にちなんだ俳句が刻まれた6つの句碑や、開園のため私財を投じた横浜の豪商・茂木惣兵衛氏を顕彰する「茂木氏梅園記の碑」など7つの記念碑もあり、見どころがいっぱい!
まつり期間中は土産店もオープンし、園内各所で毎日大道芸が披露されます。土日祝には、落語会・熱海芸妓連演芸会などのイベントが日によって実施されるので要チェック!
詳細は、下記のMEMO「熱海市観光協会公式観光サイト」をご覧ください。まつりが近くなると掲載されます。

梅を見ながら「足湯」!「中山晋平記念館」と「韓国庭園」も無料で見学

写真:波奈 美月

園内の木造2階建の建物は「中山晋平記念館」です。
中山晋平氏は、大正〜昭和初期の著名な作曲家。その居宅を熱海市西山町から梅園内に移築し、無料で一般公開しています。誰もが知っている『シャボン玉』『てるてる坊主』『カチューシャの唄』などの名曲は、中山晋平氏の作曲ですよ。

写真:波奈 美月

隣接する「韓国庭園」は、約400年前の韓国の庭園を再現!
2000年(平成12年)9月に日韓首脳会談の際、森総理大臣と金大統領が熱海梅園を訪れたことを記念して整備されました。小規模ながら、韓国古建築専門家・安聲浩(アン・スンホー)氏監修のもと、韓国建築関係者の手によって直接建設された本格的なものです。
韓国庭園の上には「足湯」があり、梅まつり・もみじまつりの期間中のみ運営されています(10:00〜16:00・無料)。ちょっと足が疲れた時、梅の花を見ながら暖かい温泉に浸かってみてはいかがでしょうか?

ステンドグラス『飛天』は必見!「澤田政廣記念美術館」にぜひ寄ろう

写真:波奈 美月

「梅まつり」の期間中は、隣接する「澤田政廣(さわだせいこう)記念美術館」に無料で入館できます。この機会に、ぜひ寄ってみましょう。
澤田政廣氏は、熱海出身の文化勲章受章者。美術館には彫刻、絵画などの代表作品が集められています。
韓国庭園前にある連絡橋「梅園(うめぞの)橋」を渡って行くことができますが、橋から見下ろす梅園の眺めは素晴らしいですよ。

写真:波奈 美月

エントランス・ホールにある1987年(昭和62年)制作のステンドグラス『飛天』は必見!ホールの石の床には、天井の鮮やかな『飛天』が写り、天と地の両方でその美しさを楽しむことができます。
その下で手を繋ぐといつまでも幸せになれると言われ、「ふじのくにエンゼルパワースポット」の「行って良かった」部門で第2位になりました。
庭園では"オープンカフェ"も実施され、美しい彫刻を眺めながらお茶を飲むこともできますよ(10:00〜15:00・まつり期間のみ)。

写真:波奈 美月

熱海梅園の開花情報は、下記のMEMO「熱海市観光協会公式観光サイト」よりご確認ください。年明けより更新されます。
毎年1月下旬〜2月上旬頃、同じ熱海市内の"糸川遊歩道"で「あたみ桜 糸川桜まつり」が開催されます。2018年のまつり期間は、1月20日〜2月11日。「熱海梅園梅まつり」と重なりますね。この機会に梅と桜を一緒に楽しんで、ひと足早い春を満喫するのはいかがでしょうか?

熱海梅園・中山晋平記念館・澤田政廣記念美術館の基本情報

<熱海梅園 基本情報>
住所:静岡県熱海市梅園町8-1
電話番号:(熱海市観光協会)0557-85-2222
開園時間:8:30〜16:00(時間外無料開放)
入園料:一般300円・中学生以下は無料(梅まつり期間中のみ有料)
駐車場:8:30〜16:30。普通乗用車600円・マイクロバス1500円・二輪車300円
※駐車場が満車の場合、梅園から約700mの「熱海市営 来の宮駐車場」などを利用します。
※梅園内「香林亭」の駐車場は、まつり期間中は使用できません。
アクセス:JR熱海駅より「相の原団地」行きバス約15分・JR来宮駅より徒歩約10分

<中山晋平記念館 基本情報>
住所:熱海梅園内
電話番号:(文化施設室)0557-85-1933・0557-86-6232
休館日:毎週木曜日(梅まつり期間中は無休)
開館時間:10:00〜15:30(梅まつり期間中は10:00〜16:00)
<澤田政廣記念美術館 基本情報>
住所:静岡県熱海市梅園町9-46
電話番号:0557-81-9211
料金:大人320円・中高生210円・小学生無料(梅園の有料期間は無料)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館・梅まつり期間中は無休)
開館時間:9:00〜16:30
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
熱海市観光協会公式観光サイト
http://www.ataminews.gr.jp/ume/

【トラベルjpナビゲーター】
波奈 美月

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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