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紺碧の海と白亜の灯台!水仙まつりの絶景の地 下田「爪木崎」


爪木崎(つめきざき)は、伊豆半島から小さく突き出した須崎半島の東南端にある岬。伊豆七島をのぞむ岩礁が浮かぶ透明な海、青い空を背景にそびえ立つ白亜の灯台と、目を見張るような美しい景観が広がります。
約300万本の野水仙の群生地としても有名で、可憐な花が咲き誇る12月中旬〜2月上旬頃には毎年「水仙まつり」を開催!本年度のまつり期間は、2017年12月20日〜2018年2月10日となります。

文句なしの絶景の地、下田爪木崎

写真:波奈 美月

「爪木崎公園」に着き、駐車場から入江のほうを見下ろすと、その絶景に思わず「ウワー!」と声を上げてしまいます。白く美しい砂浜、澄んだ青い海、輝くような純白の灯台。それに加えて水仙の開花時期には眼下に一面、可憐な群落が広がります。
この景観の良さから爪木崎のある須崎(すざき)には、皇族の別荘である御用邸が建てられました。駐車場左側の「雅(みやび)の丘」には、昭和天皇と香淳皇后がこの地を詠んだ歌碑があります。ここからの展望は特に素晴らしく、爪木崎一帯が見下ろせますよ。

写真:波奈 美月

夏は海水浴で賑わう爪木崎ですが、冬の主役はなんといっても野水仙!比較的温暖なこの地には、灯台下から池ノ段の草原一帯に約300万本が群生しています。八重咲きと一重咲きの2種類があり、毎年1月中〜下旬になると最盛期を迎え、一面を白く埋め尽くす美しい光景を見ることができます。

冬の主役、野水仙群落を楽しもう!

写真:波奈 美月

遊歩道の入口にある「爪木崎」の門をくぐると、すぐに沢山の水仙に囲まれます。一面に咲く水仙の背後に広がるのは、爪木島が浮かぶ澄んだ入江。その青さが白い花の美しさをますます際立たせます。
群落を縁取るように咲く赤い花はキダチアロエ。花の見頃が11月下旬〜1月中旬頃ですので、水仙と一緒に楽しむことができますよ。

写真:波奈 美月

遊歩道は綺麗に整備されているので、歩きにくいことはありません。水仙に囲まれているので、丘陵で風が遮られるような所は甘い香りが漂います。香りをたっぷり楽しむなら風の無い日が良いですね。

写真:波奈 美月

一番の見どころは、「野水仙群生地」と書かれた石碑がある周辺です。少し奥ですが、駐車場から歩いてほんの数分ですので、ぜひ行ってみましょう。可憐でありながら、丘陵一帯をたくましく埋め尽くす野水仙には感動すること間違い無し!自然の素晴らしさを実感できますよ。
写真は「野水仙群生地」の石碑のあたりで撮影したものです。

青空をバックに気分爽快!白く輝く爪木崎灯台

写真:波奈 美月

爪木崎の代表的な見どころといえば「爪木崎灯台」です。
今回、先に水仙群落を紹介しましたが、コースとしては、まず灯台に向かい、それから池ノ段の水仙群生地に降りて見物しながら遊歩道を一周し、駐車場に戻るのが一般的です。でも、その時の気分で逆回りも良いですね。駐車場から灯台までは10分ほどかかります。
青い空、青い海を背景にして、堂々とそびえる真っ白な灯台は、見るだけで爽快な気分になります。灯台の根元に描かれているのは、海上保安庁のマスコットキャラクター「うみまる」君。可愛らしい敬礼姿で愛嬌たっぷりです。

写真:波奈 美月

爪木崎灯台は、昭和12年(1937年)4月1日に設置されました。地上から頭部まで17.32m、水面から灯火までは37.83mあります。無人ですが、自動で下田海上保安部が遠隔監視しているそうですよ。4秒に1回、白色の閃光を放ち、海の安全を守っています。
灯台の先端からは、晴れた日には伊豆七島や、10kmほど沖合いに浮かぶ神子元島(みこもとじま)を見ることができます。神子元島には日本最古の洋式石造り灯台があり、国文化財指定がされています。肉眼では少し遠いので、双眼鏡があると見やすいですよ。

しっかりチェックしよう!爪木崎ジオサイト

写真:波奈 美月

爪木崎は、ジオスポットとしても有名です。少し脇道に入りますが、灯台に行く途中で見ることができますよ。
西側の海岸には「俵磯(たわらいそ)」と呼ばれる、柱を束ねたような面白い形の岩場が広がっています。これは柱状節理(ちゅうじょうせつり)というマグマが冷えて固まる際の収縮によってできたもので、静岡県指定天然記念物になっています。すぐ近くまで行って見ることができますよ。

写真:波奈 美月

「親子のドッグロック」と「爪木のプレーリードッグ」と呼ばれる奇岩も見逃せません。
写真の左側の岩の形、海を向いて座った親犬が子犬を背中に乗せているように見えませんか?右側の岩のほうは、プレーリードッグが腰を降ろして、前足を可愛らしく突き出している姿にそっくり!その微笑ましい姿に思わず笑みがこぼれます。

寄らないともったいない!こんな見どころ

写真:波奈 美月

駐車場の近くには「爪木崎花園」があります。
花園・温室ともに無料で入れるので、寄らないともったいない!小規模ですが、水仙、菜の花、チューリップ、パンジー、ハボタンなど四季折々の花を楽しめますよ。温室では、バナナ、パパイヤ、ブーゲンビリア、タコの木など多数の熱帯植物を見ることができます。

写真:波奈 美月

散策をするとお腹が空いてきますね。
水仙まつりの期間中は、入江に「ほうえい漁師直営店」が開かれ、「さんま寿司」や「漁師汁」など、おいしい地元料理が味わえます。この時だけの貴重なチャンス、こちらも見逃せません。
常時営業しているお店もありますので、まつり期間外の食事もご安心を。
イベントで、爪木崎名物「いけんだ煮味噌鍋」無料サービスの日もあるので要チェックです。詳細は下記のMEMO「伊豆下田観光ガイド」のホームページをご覧くださいね。

爪木崎の基本情報

爪木崎には、有料駐車場(500円/1日)が完備されています。
お時間にゆとりがあれば、少し手前の九十浜(くじゅっぱま)海水浴場近くの市営駐車場(海水浴シーズン以外無料)を利用する方法もあります。爪木崎まで十数分、景色を楽しみながらウォーキング感覚で歩くのも良いですね。
交通機関でのアクセスの場合、「下田水仙まつり観光セット乗車券(伊豆急)」や「下田名所めぐり遊覧バス すいせんコース(東海バス)」などを利用すると便利でお得!詳細は、下記のMEMO「伊豆急」あるいは「東海バス」よりご覧ください。まつりが近づくと情報が掲載されます。
野水仙のいちばんの見頃は例年1月中〜下旬ですが、年によっては「水仙まつり」が終わっても、綺麗に咲いている時があります。見逃したと思っても間に合うかもしれませんよ。
開花状況は、下記のMEMO「伊豆下田観光ガイド」のホームページに随時アップされますので、参考にしてくださいね。
<基本情報>
住所:静岡県下田市須崎
電話番号:0558-22-1531(下田市観光協会)
駐車場:あり・200台(500円/1日)
アクセス:伊豆急行下田駅より爪木崎行きバスで約15分、「爪木崎」下車 ・ 東名高速沼津ICから国道136号と414号経由で約1時間30分
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
伊豆下田観光ガイド
http://www.shimoda-city.info/event/suisen.html
伊豆急
http://www.izukyu.co.jp/
東海バス
https://www.tokaibus.jp/page.jsp?id=4689

【トラベルjpナビゲーター】
波奈 美月

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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