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台湾「陽明山」は台北駅から1時間!野生の牛もいる大自然をバスで巡ろう


台湾の「陽明山」は台北の裏山とも言える近距離にありながら、大都会台北の様相とは全く異なる大自然を感じることができる場所です。どこまでも続く山並みや草原、珍しい乳白色の池や温泉など見どころが多くあり、巡回バスを使えば登山の必要もありません。
台北駅やMRT劍潭駅/士林駅などからバスが出ており、台北旅行の日程に組み込みやすいのも魅力!「陽明山」のおすすめのスポットや行き方などを今回はご紹介いたします。

台北人の愛する大自然が残る山「陽明山」への行き方などは?

写真:鶴長 あき

「陽明山国家公園」は台北市北部から新北市にまたがる、陽明山や七星山、大屯山などを擁する広大な国家公園です。陽明山はもともと「草山」と呼ばれていましたが、戦後、明時代の哲学家「王陽明」にあやかって「陽明山」と改名され今に至ります。
国家公園として園内では自然が保護されているため、様々な植物や動物が豊富で、登山からドライブまで、台北から日帰りで自然散策ができる場所として人気の観光地となっています。

写真:鶴長 あき

陽明山国家公園までのアクセス方法としては、台北市街からは主にバスかタクシーで行くことができます。
台北駅からですと北二門出口の「大都會客運 260」バスで終点の「陽明山總站」まで約一時間。MRT「劍潭駅」かMRT「士林駅」からですと「大都會客運 紅5」で「陽明山總站」まで約45分です。たった一時間で台北のビル群とは別世界ですよ。
また陽明山内では巡回バスの「大都會客運 遊園公車108」が便利!陽明山国家公園内の主要な観光スポットにバス停があります。今回ご紹介するスポットはこの108バスが停まるところばかりですよ。
(ちなみに週末などは自家用車の通行が制限されますので、台湾在住の方はお気を付けください)

大草原に野生の牛!「チン天崗草原景観区」

写真:鶴長 あき

最初にご紹介するおすすめスポットは、緑の広大な草原が美しい「チン天崗草原景観区」です。こちらはもともと日本統治時代に牛の放牧が行われており、現在は散歩道が整備されています。
緑の草原と、360度広がる峰々の風景は圧巻です!

写真:鶴長 あき

「チン天崗」の名物といえば、この牛!こちらは以前は放牧されていたものが野生化したもので、現在約20頭ほどが生息しています。写真を撮るのは自由ですが、近づきすぎないよう注意しましょう。なんとものんびりとした光景ですね。
<基本情報>
住所:台北市士林區菁山路101巷246號(ビジターセンター)
電話番号:+886-2-2861-5404
アクセス:先ほどご紹介の108バスの他、MRT「劍潭駅」か「士林駅」から出ている「小15」バスでも終点下車45分です。

温泉もある陽明山の主要ビジターセンター「冷水坑」

写真:鶴長 あき

「冷水坑」の名前は、他の場所よりは低い40度ほどの温泉から取ったとも、近くの著名な湧き水から取ったとも言われています。以前日本統治時代は硫黄の採掘が行われていましたが、現在は自然や温泉を楽しむことができる主要なビジターセンターとして親しまれています。
写真はとても珍しい白い湖!「牛ナイ(牛乳)湖」の名前がぴったりです。こちらはもともと硫黄の採掘場だった場所で、池に長い年月を経て火山の硫黄成分が染みだし、沈殿し、光の加減でこのような白い牛乳のような姿になったそうです。
ビジターセンターを出て右手の「菁山吊橋」に進む途中、左手に湖を見る展望台があります。

写真:鶴長 あき

大屯火山群に属している陽明山の地域では、温泉も有名。冷水坑ビジターセンター第二駐車場の前には、なんと無料の公衆浴場もあります。この温泉はもともと日本人が浴場として使用し始めたのが始まりだそうです。
男湯と女湯に分かれていて、タオルなどは自分で準備が必要です。

写真:鶴長 あき

温泉を気軽に楽しみたい方には、公衆浴場の外にある足湯がおすすめ!泉質は炭酸水素塩泉で美肌の湯とも言われています。
<基本情報>
住所:台北市士林區菁山路101巷170號(ビジターセンター)
電話番号:+886-2-2861-0036
アクセス:前述の108・小15バスで「冷水坑服務站」がビジターセンター入口、
「冷水坑」が公共浴場前です。(徒歩でもお互いは行き来できる距離です)

台湾の大涌谷?「小油坑」は見ごたえたっぷり!

写真:鶴長 あき

「小油坑」は箱根の大涌谷のような、火山活動によっておこった地すべり崩壊形状が特徴的なスポット。見上げる大きさの山の斜面から、もうもうと蒸気や火山ガスがあがっており壮観です。
重ね重ね、ここは本当に台北!?と大自然の様子に驚くばかりです。

写真:鶴長 あき

注意書きもありますが、高温の熱水吹き出し口もあるので注意しましょう!ボコボコと泡立つ姿には地球のパワーを感じます。
<基本情報>
住所:台北市北投區竹子湖路69號(ビジターセンター)
電話番号:+886-2-2861-7024
アクセス:108バスで「小油坑」下車

台北「陽明山」の花々も四季を通じておすすめ!

写真:Ares Hsu

「陽明山」では色々な花を四季を通して楽しめることで有名です。写真はカラーの花畑。「海芋」と呼ばれており、毎年3月から4月に陽明山の「竹子湖」という地区で満開になります。

写真:Miru Tsai

二月から三月にかけては、山桜から始まりソメイヨシノまで様々な種類の桜を「陽明公園」などで見ることができます。
<基本情報>
住所:台北市北投區湖山路二段26號
アクセス:MRT「北投駅」から出ている129番あるいは台湾好行小9番バスで「陽明公園服務中心」下車

写真:鶴長 あき

そして10月から11月にかけては、陽明山の至る所は一面のススキで覆われます。よく見ると、中には穂が赤くなっているススキも。これはこの地区の硫黄の影響なのだそうですよ。

台北からアクセス抜群の「陽明山」で自然を満喫!

いかがでしたか。今回は「台北の裏山」とも言われるほどアクセスがいいのに驚きの大自然を擁している台湾の「陽明山国家公園」をご紹介いたしました。街中グルメだけではない、一味違う台北の良さを味わえるおすすめの場所です。ぜひ行ってみてくださいね。
2017年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
陽明山国家公園 公式HP(日本語)
http://japanese.ymsnp.gov.tw/index.php?option=com_content&view=featured&gp=0&Itemid=105
260番バス
http://japanese.ymsnp.gov.tw/index.php?option=com_content&view=featured&gp=0&Itemid=105
紅5番バス
http://www.mtcbus.com.tw/index.php?m=Route&a=detail&id=00460
108番バス
http://www.mtcbus.com.tw/index.php?m=Route&a=detail&id=02108
小15番バス
http://e-bus.taipei.gov.tw/newmap/Tw/ManualRouteMap?rid=11206

【トラベルジェイピー・ナビゲーター】
鶴長 あき

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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