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就航35周年・琵琶湖を代表する遊覧船「ミシガン」クルーズ


琵琶湖を代表する琵琶湖汽船のクルーズ船「ミシガン」は、2017年に就航35周年を迎えました。2014年には、船舶としては始めての「恋人の聖地サテライト」にも選定され、船内に、カップルのための新たなスポットも誕生しました。今も昔と変わらないロマンを体感することのできる80分間のミシガンクルーズで、非日常体験をしてみませんか?

琵琶湖の遊覧船「ミシガン」とは

写真:モノホシ ダン

琵琶湖を代表する遊覧船としてすっかりおなじみになった「ミシガン」。その歴史は、いまより35年前の1982年(昭和57年)にさかのぼります。それまで約30年間にわたって運航されてきた同じ琵琶湖汽船の「玻璃丸」に代わり、新たなフラグシップとして華々しくデビューしたのです。そのエレガントな外観は、たちまち人々の人気の的になり「いつかは乗りたいミシガン」という流行語まで生み出したのでした。

写真:モノホシ ダン

「ミシガン」の最大の特徴は、船体後部に取り付けられた「パドル」によって航行する「外輪船」だということです。これはかつてアメリカのミシシッピ川で運航されていた外輪船をモチーフとして建造されたからです。ネーミングは、滋賀県の姉妹県州であるアメリカのミシガン州に由来しています。
ミシガンと同じ推進システムで航行する外輪船は、国内では、東京ディズニーランドの蒸気船「マークトウェイン号」のみで、ともに貴重な存在といえるでしょう。

写真:モノホシ ダン

ミシガンは、前述のように、後部のパドルを回転させて推進力を生み出しています。最大速力は約8ノット(時速約14km)です。船の大きさは4階建てで、全長は59m、総トン数は約1000トンです。

好みのコースを選んで乗船しよう

写真:モノホシ ダン

ミシガンのクルーズには、次の3つのコースがあります。いずれも滋賀県の大津港を起点に発着するものです。内訳は、日中の琵琶湖の広大な景色と食事・陽気なクルーズイベントを楽しむ80分コース〈ミシガン80〉、日中の琵琶湖の風景を気軽に楽しむ60分コース〈ミシガン60〉、琵琶湖の夕日と夜景と食事・クルーズイベントを楽しむ〈ミシガンナイト〉の3コースです。おすすめは4便と、いちばん運航本数の多い〈ミシガン80〉です。
なおミシガン80、ミシガンナイトで食事(ランチ・ディナー)を希望の方は、事前に予約が必要です。ソフトドリンクバー付のリザーブシート(指定席)を希望の方も予約が必要です。

写真:モノホシ ダン

ミシガンでは季節のイベントクルーズを行っています。2017年9月23日(土)〜10月31日(日)までの期間は「ミシガンハロウィン」を開催中です。ミシガン船内にハロウィン装飾が施されます。12月にはクリスマスクルーズも予定されています。好みのイベントクルーズを選んで乗船するのもおすすめです。

写真:モノホシ ダン

乗船料のみで、もっとも一般的な80分間のクルーズ〈ミシガン80〉の場合、1階から4階までのデッキスペースと、3階の約80席のクルーズデッキが自由に利用できます。クルーズデッキには「ミシガンバー」があってテイクアウトできるフライドポテトや飲み物を販売しています。またクルーズデッキにはステージが設置されていてパーサーの方によるクルーズイベントが開催されます。クルーズイベントは各コース(便)によって異なります。

ミシガンの船内を探検してみよう!

写真:モノホシ ダン

船内の探検で、いちばんのおすすめが1階の船首部分に設けられたカップル向けの撮影スポット「ラバーズ・ミシガン」です。繰り返しますが、ミシガンは、2014年1月にプロポーズにぴったりのロマンチックな場所として、船舶では初の「恋人の聖地サテライト」に認定されました。映画『タイタニック』を彷彿させる撮影スポットで素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

写真:モノホシ ダン

つぎに船体後部の「パドルウオッチ」に行ってみましょう。ミシガンは、このパドルで水を掻いて推進力を得ています。水しぶきが飛んでくるほどの迫力に圧倒されることでしょう。2階の「パドルウォーク」からの真上から覗き込むアングルもおすすめです。

写真:モノホシ ダン

4階の見学デッキからは、ミシガン船長の操船の様子が見学できます。記念撮影用の制服・制帽もありますので、舵輪を握って船長気分を楽しめます。

船上から琵琶湖の風光も楽しもう

写真:モノホシ ダン

ミシガンが発着する大津港の沖合いの防波堤上には、世界最大級の「びわ湖花噴水」が設置されています。長さ約440m、高さ約40mの大噴水で、放水時間があえば、ミシガンの船上からも眺められます。夜は3色(グリーン・オレンジ・クリア)にライトアップされます。

写真:モノホシ ダン

進行方向の左手には世界遺産・延暦寺のある比叡山が。延暦寺の根本中堂には、約1200年間、消えることなく燃え続ける「不滅の法灯」があります。火を灯し続けるため、菜種油を絶えず注ぎ続けなければならないことから「油断大敵」という四文字熟語が生まれたことはよく知られています。
不滅の法灯は、正確には、約450年前の織田信長の比叡山焼き討ちによって途絶えているのですが、「分灯」してあった同じ天台宗の山形県立石寺(山寺)から再び分けてもらって再点灯されました。なんだかオリンピックの聖火のような感動的なエピソードですね。

写真:モノホシ ダン

進行方向の右手も眺めてみましょう。近江富士こと三上山(432m)と近江大橋(1290m)を望むことができます。ちなみに琵琶湖の大きさは、世界の淡水湖の中で129番目の大きさです。

ミシガンは区間乗船もできる

写真:モノホシ ダン

ミシガンは、クルーズ途中の2ケ所の寄港地から「区間乗船」もできます。大津港を出港すると約20分で、びわ湖大津プリンスホテル前の「におの浜観光港」に到着します。区間乗船料は、基本情報をご覧下さい。なお、びわ湖大津プリンスホテルは、東京都庁舎などで知られる世界的建築家の「丹下健三」氏の設計によるものです。

写真:モノホシ ダン

2つ目の寄港地は、びわ湖大津館前の「柳が崎湖畔公園港」です。におの浜観光港からは、約40分の所要時間です。びわ湖大津館は1934年(昭和9年)建築の旧琵琶湖ホテルを保存改修したものです。ホテル時代は「湖国の迎賓館」と呼ばれ、皇族や著名人が多数宿泊したことで知られています。時間があれば下船して、クラシカルモダンな建物を見学するのもおすすめです。

写真:モノホシ ダン

ミシガン80のクルーズも終盤を迎えるころ、3階のクルーズデッキでは音楽イベントが開かれます。クルーズのフィナーレを満喫しましょう。ミシガンの趣向を凝らした80分間のクルーズは、あらためて船旅の楽しさを感じさせてくれます。開放感あふれるデッキからの雄大な琵琶湖の眺めは、心休まる非日常的空間を存分に体感できます。「いつかは乗りたいミシガン」に一度、乗船してみてはいかがでしょうか。

ミシガンの基本情報

住所:滋賀県大津市浜大津5-1-1琵琶湖汽船株式会社
電話番号:077-524-5000
乗船料:大津港→大津港 大人2780円 学生2260円 小人1390円
区間運賃(大人):大津港→におの浜観光港930円
区間運賃(大人):におの浜観光港→柳が崎湖畔公園1340円
区間運賃(大人):柳が崎湖畔公園→大津港720円
アクセス:JR大津駅からバス約5分、浜大津バス停下車すぐ
京阪電車・浜大津駅下車徒歩約3分
車利用の場合は名神大津ICから約10分
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
ミシガンクルーズ琵琶湖汽船
http://www.biwakokisen.co.jp/basic/

【トラベルjpナビゲーター】
モノホシ ダン

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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