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「命」を運ぶドローンの進化【孫泰蔵】


救急支援物資を積んだドローンがルワンダの上空を飛び、多くの患者の命を救っている Photograph courtesy of Ziplin
開発したZipline創業者のKeller Renaudoは30歳の若者である Photograph courtesy of Ziplin

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ひょっとしたら、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグのような大スターになるかもしれない。そんな気にさせる30歳の若者がいます。それがケラー・リナウドです。

ケラーは米ハーバード大学を卒業後、2011年に米Zipline(ジップライン)を創業しました。当時は人工知能(AI)を利用したおもちゃのロボットを開発していましたが、その後事業を転換し、小型無人飛行機ドローンの開発を始めました。

そもそもドローンは5〜10キロメートル程度しか飛べないのですが、ケラーたちの開発した機体は往復150キロメートルも飛びます。発射台からバーンと勢いよく飛び出した後に、渡り鳥のようにうまく風を捉え、電力の消費を抑えることができるのです。

そうできるのも、機体にカメラやGPS、風を検知するセンサーなどが付いているからです。集めたデータから気流の力を最大限に生かして飛行するというアルゴリズムを搭載し、機械学習によってその精度を高めています。

とはいえ、そんな技術があっても、日本や米国では規制があって簡単には飛ばせません。そこでケラーが注目したのがアフリカのルワンダでした。...

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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