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レクサスLS【海外試乗記】


新世界より

「より鋭く、より優雅に」をキーワードに、これまでにない動的質感を追い求めたという新型「レクサスLS」。新世代のプラットフォームに新開発のパワートレインと、11年ぶりのフルモデルチェンジですべてが一新されたフラッグシップセダンの出来栄えを試す。

4年分のビハインドが課した“期待”

かれこれ11年ぶりというフルモデルチェンジ。ライバルたるドイツの御三家はおおむね7年周期での刷新が慣例とあらば、現行のレクサスLSは4年分のビハインドを抱えてLセグメント市場を戦ってきたことになる。それがゆえか、2012年のビッグマイナーチェンジでは内外装の金型品を含む異例の大幅刷新が施され、なんとか鮮度を保ってきた。

ここまで引っ張ることになった理由は、実は豊田社長の鶴の一声だったという。いわく「初代の衝撃を超えるクルマをつくろう」と。手前の事情を優先した打算的なフルモデルチェンジは施す意味がないという指示が飛んだという。まず国内事情だけを考えても、決まったタイミングで車両を入れ替えるフリートユーザーの多いクルマであることは察しがつく。何よりLSといえば、日本車のフラッグシップとして常に最新の成り立ちが期待されるクルマだ。そこにこういう決断が迷いなく下せるというのは、やはり創業家社長のなせるところだろう。

が、こうなると時が過ぎるほどに待たされる側はその期待値が高まる一方だ。加えて4年ビハインドの期間、ご存じの通りクルマを取り巻く先進技術はかつて経験したことのない勢いで進化を遂げている。開発に携わる面々のプレッシャーたるやいかなるものだっただろうか。

かくしてお披露目された新型LS。劇的な変貌を遂げたそのスタイリングに驚かれた方も多いだろう。が、冷静にさかのぼれば2015年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカー「LF-FC」がその示唆であったこと、さらに2012年のビッグマイナーチェンジもこのデザインに至るまでの程よいワンクッションだったことが分かる。...

提供元:webCG

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