唯一無二の存在
さらなるパワーを手に入れて「S」のイニシャルを得た「ランボルギーニ・アヴェンタドール」。740psまで高められた6.5リッターV12自然吸気ユニットと最新のシャシー技術によって、このフラッグシップスポーツの走りはどこまで研ぎ澄まされたのか。
サーキット再び!
ランボルギーニのフラッグシップモデルであるアヴェンタドールが「S」に進化した。これを同社のカスタマーイベントである「Lamborghini Esperienza(ランボルギーニ・エスペリエンツァ)」において、われわれジャーナリストも試乗する機会を得た。
とはいえこれは、今年の夏に行われた鈴鹿サーキットでのイベントが、台風により事実上延期されたことによる“リスケ”といえそうだ。豪気なランボルギーニ・ジャパンの好意による、おかわりペルファボーレ(!)ということだと思う。
そんなランボルギーニの勢いは、試乗会そのものにも表れていた。午前中に行われたウオーミングアップ・ジムカーナを終えると、早速富士スピードウェイの本コースを走ることになったわけだが、そのセッションはアヴェンタドール、および「ウラカン ペルフォルマンテ」(こちらは機会を改めてリポートしよう)が各2回、時間が余ればさらにおかわり自由。そしてサーキット走行をする先導車の走りも、いつになくハイペースなものとなっており、その性能をかなりの濃さで堪能できたのである。...