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2017ワークスチューニンググループ合同試乗会(後編:TRD/STI編)【試乗記】


見逃せない個性

日本メーカー直系のスポーツブランドの実力やいかに? NISMOと無限のマシンを紹介した前編に続いては、TRDの手になる特別な「86」と「エスクァイア」、STIがチューンした「インプレッサ」「レヴォーグ」の走りをリポートする。

乗り始めでわかる ――86 TRD

前編で記したNISMO、無限のチューニングカーに続いて試乗したのは、TRDの86。ベース車両のマイナーチェンジに合わせてボディーキットのデザインを一新した今回のテスト車は、TRDが独自に開発した空力パーツを数多く装着した迫力のルックスがまずは印象的だった。パーツというのは、ウィンドウ下部の段差を埋めることで整流効果を発揮し、直進性を向上させると説明される「サイドスタビライジングカバー」や、前輪ホイールハウス前方と後輪ホイールハウス後方に取り付けることにより、車両側面の空気の流れを変化させて直進安定性を高めるという「エアロタービュレーター」などである。

同時に、全長調整式でスプリング長やサスペンションストロークを最適の状態にセットしながら車高調整も可能としたサスペンションキットや、「皿バネや摩擦板によって外部からの入力をいなし、ボディーロールの速度を落とすことで安定性を向上させる」とされる「モーションコンロールビーム」(エンジンルーム内のフロントパフォーマンスロッドと入れ替えて装着)など、目に付かない部分にもパフォーマンスパーツが多数組み込まれている。

さらに、モノブロックキャリパーを用いた大径ブレーキシステムやリアバンパースポイラー、ハイレスポンスマフラーなど、テスト車は総額200万円を超えるTRDパーツを装着していた。

走り始めてすぐに気づいたのは、ノーマル車とは別モノの剛性感に富んだブレーキタッチ。総額50万4000円のこのアイテムはアドヴィックス製だ。ちなみに前出のモーションコンロールビームはアイシン製。“系列”をうまく活用して仕上げている感が強いのは、いかにも「メーカー直系ブランド」の作品らしいところでもある。

18インチの鍛造アルミホイール「TRD SF3」に今回装着されていたタイヤは、ミシュランの「パイロットスーパースポーツ」。ウエット状態でもグリップ力が高く、すこぶるコントローラブルなこのタイヤとの相乗効果がもたらす、ターンイン時のしっかり感やコーナー脱出時のトラクション能力の高さにも感心させられた。...

提供元:webCG

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