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トヨタGRシリーズ試乗会(後編)【試乗記】


気になるニューフェイス

トヨタが新たに展開するコンプリートカー「GR」シリーズにサーキットで試乗。前編に続いては、ミニバンからセダン、SUVに至るまで、多くの車種で展開されるスポーツモデル“GRスポーツ”の走りを、モデルごとに報告する。

不安なく走れるミニバン

前編でも紹介したように、トヨタの新たなスポーツコンバージョン車GRシリーズでは、ノーマル車両のユーザーもドレスアップやチューニングを楽しめるパーツ販売を底辺に、手を加える範囲が異なる3種類のカテゴリーのコンプリートモデルをその上に重ねる4層のピラミッドを形成。スポーツブランドの再構築が行われている。

この後編で試乗インプレッションをお届けするのは、GRスポーツである。これは主に人気の量販モデルをベースとしながら、見た目のドレスアップを中心に一部ボディーの補強やサスペンションの変更を実施することで、自身のライフスタイルのアピールや、より進化した乗り味を求めるユーザーに応えるべく設定されたバージョンだ。前述したコンプリートモデル3種の中では、最もベーシックな位置づけとなる。

そうした中でもまず、今という時代を感じさせられることになったのが、兄弟車「ノア/ヴォクシー“GRスポーツ”」。スポーツというフレーズとは無関係にも思えるミニバンとはいえ、日本での人気は高く、当然、母数も大きいだけに、GRシリーズの展開上は外せない存在でもあるはずだ。

上下方向にボリュームが大きいプロポーションの持ち主で、フロントマスクも厚みがあるだけに、GRブランドのモデルに共通するアイコンでもある大開口のアンダーグリルを要とした顔つきは違和感がない。ボディーの表面積が大きい分、いじりがいがあるというのは、ミニバンをドレスアップする際の醍醐味(だいごみ)かもしれない。

率直なところ、「サーキットを飛ばして楽しいか?」と問われると返事に窮するものの、少なくとも「不安なく走れた」というのは事実。そこではもちろん、ボディー剛性のアップにローダウンサスペンションと18インチシューズの組み合わせが大きく効いているはず。ただ、CVTは7段シーケンシャルモード付きなのに、「新たに設定するには非常にコストが掛かる」という理由からシフトパドルが追加されなかったのは大いに残念だ。...

提供元:webCG

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