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ワインの銘醸地フランス「北ローヌ」おすすめワイナリーとレストランを巡ろう


ワインの銘醸地としても知られるフランス。北ローヌでは主に、華やかな香りのヴィオニエ種を使った白ワインとスパイシーさが特徴の、シラー種を主に使った赤ワインで有名です。今回は北ローヌの中でも村が隣同士で移動しやすく、希少価値の高いワインの産地、コート・ロティと、コンドリューについてご紹介します。段々畑の広がるこの地区の素晴らしい景色と共に、ワインやレストランを楽しみましょう。

北ローヌとは

写真:七福 なな

南フランスのローヌ地方のワインは、北部と南部で違ったスタイルのワインを作り出しているので、北ローヌ、南ローヌといった形でワインを説明したりします。コート・デュ・ローヌ(Cotes du Rhone)とは、ローヌ川流域で生産されているワインをさし、多品種を混醸して作られる南部に対し北部は、赤はシラー、白はヴィオニエ種のぶどうを主体として作られています。北ローヌには8つのAOC(原産地呼称)があります。

写真:七福 なな

コート・ロティは、北ローヌの中でも一番北に位置している赤ワインの銘醸地。ぶどう品種は黒ぶどうのシラーを主体とし、20%まで白ぶどうのヴィオニエをブレンドしてよいとされています。白ワインを混ぜることで、力強さにエレガントさが加わり偉大なワインを生み出しています。畑は東南〜南を向いた急斜面の段々畑が特徴的で、収穫は手作業で行われています。見るだけでも迫力のある急斜面ですね。

赤ワインの銘醸地 コート・ロティおすすめワイナリー2社

写真:七福 なな

なかなか訪問の予約が取れない人気のワイナリー「ギガル(E.Guigal)」は1946年に創業し、わずか半世紀にして北部ローヌ有数の生産者へと大きく成長しました。スーパーマーケットで気軽に購入できるワインから上質なワインまで、幅広くたくさんの人に愛されているワイン。2003年以来、年間に必要となる約800ものオーク樽を自社で造っているというのだから素晴らしいですね。
こちらのワイナリーは世界各国から大人気で、ワイナリー見学も1〜3カ月前から予約が必要な程。見ごたえがあり、ローヌ全域でワインを生産しているので、テイスティングにももってこいです。

写真:七福 なな

段々畑の麓にある「ドメーヌ・ボンスリーヌ(Domaine de Bonserine)」は、2006年に北部ローヌではとても有名なギガル家が資本参加しました。ボンスリーヌは独立したブランドとして醸造、販売されているドメーヌ。ギガルと違いぶどうのアロマをより強調したワインを生産しています。コート・ロティは3種類違ったスタイルで生産しているので、ぜひテイスティングをして飲み比べてみましょう。

白ワインの銘醸地 コンドリュー とは

写真:七福 なな

「コンドリュー(Condrieu)」は北ローヌに位置する地区で、段々畑が続くコート・ロティと接しています。赤ワインの銘醸地コート・ロティに対し、こちらは白ワインの銘醸地として知られています。こちらも畑仕事は全て手作業で行われていて、栽培面積もとても小さいため、希少価値の高いワインとして有名です。グラスでコンドリューを試飲できるところはなかなかないので、ぜひこの機会にコンドリューの魅力に触れてみませんか。

白ワインの銘醸地 コンドリューおすすめワイナリー2社

写真:七福 なな

段々畑の急斜面を覆う道路を走ること10分。その丘の上にある見晴らしの良いワイナリー・フランソワ・ヴィラール(Francois Villard)。ヴィラール氏は、ローヌを代表する醸造家の一人で、近年ローヌで最も評価を上げている造り手です。
彼は自ら常に畑に行って作業しているため、試飲をしているとひょっこり農作業から帰ってくるヴィラール氏にお目にかかれることも。違ったスタイルのコンドリューやローヌのワインを試飲することができます。特にコンドリューは同じぶどう品種ヴィオニエを100%使っているのに味わいがこんなに違うとは!ぜひ飲み比べてみて下さい。

写真:七福 なな

メイン通り沿いにあり、わかりやすい入り口を入るとデザインがとってもかわいいワインが勢ぞろい。「イヴ・キュイユロン (YVES CUILLERON)」のワインは、基本的に除草剤は一切使用せず、収穫は手摘み、天然土着酵母による自然アルコール発酵と言うこだわりを経て、ワインが造られます。なかなか手に入りづらいマグナムサイズや、ワイングッズなども購入することが可能です。

おすすめレストラン2軒

写真:七福 なな

可愛らしいホテルの中にあるレストランは食事目当てに宿泊する人がほとんどという程の大人気のレストラン「ル ボー リヴァージュ(Le Beau Rivage)」。晴れている日はテラスで、雨の日は一面が窓の店内で食事が楽しめます。地元の食材を使った料理をぜひ堪能してみて下さい。詳しくはこちら。

写真:七福 なな

市内にある一見ワインショップのようなレストランビストロ「セリーヌ(Le Bistrot a Vin de Serine)」は、店内のワインショップを通り、奥に進んでいくと裏庭にレストランがあります。地元のワイン生産者や接待などでも多く使われている穴場のレストラン。

写真:七福 なな

ワインのセレクションはさすがコート・ロティにあるだけあります。小さな生産者で日本では手に入れることが難しいようなワイン、普段グラスでは飲むことができない希少価値のあるワインをが取り揃えてあります。ワインリストは生産者別になっているので好きな作り手をすぐ探すことができます。料理も手ごろで地元で採れたものを使っているので一押しのレストランです。

おわりに

北ローヌには魅力的なワインがあり、希少価値も高くなかなか日本では手に入れるのが難しいものもたくさん。ぜひどのような所で素晴らしいワインたちが作られているのかワイナリー巡りに出かけてみましょう。新しい発見に出会えるはずです。

■関連MEMO
【たびねす】ル ボー リヴァージュ
http://guide.travel.co.jp/article/27929/
ギガル
http://guigal.jp/
ドメーヌ・ボンスリーヌ
https://domainedebonserine.fr/
フランソワ・ヴィラール
http://www.domainevillard.com/
イヴ・キュイユロン
http://www.cuilleron.com/

【トラベルjpナビゲーター】
七福 なな

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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