夏になるとメイク崩れに悩まされる女性も多いことでしょう。暑いとどうしても汗をかいてしまいますが、汗をかくことでメイクも汗と一緒に流れていってしまいます。けれども、汗をかくのは人間にとっては必要不可欠なこと。体温調節のために必要な機能だからです。それではメイクの方法を工夫して、崩れないように仕上げてみませんか。今回はこの季節必見の汗をかいてもメイクが崩れないテクニックをご紹介いたします。
夏のメイクは「ベース作り」で決まる!
まずはメイク前に体温を下げることから始めましょう。崩れないメイクのために、保冷剤を用意してください。冷やすのは肌ではなく、太い動脈が集まっている首筋です。太い血管が集まっているため、ここを冷やすことで一気に体温が下がり汗を抑えることができます。首筋を冷やすならメイクにも影響せず、出先でも保冷剤さえあれば簡単に対応することができます。さらに化粧水できちんと保湿して、肌に十分と水分がいきわたるようにしましょう。乾燥肌は肌をうるおわせようと、皮脂が過剰に分泌されメイクが崩れる原因になるからです。毛穴の開きが気になる人は、収れん化粧水などを使ってパッティングするのも良いでしょう。乳液やクリームで水分に蓋をすることは大切なのですが、量が多すぎると崩れる原因になります。使用する場合は適量を心がけましょう。丁寧に肌になじませることも忘れずに。
夏のメイクは「パウダー」を上手に活用!
さらに、普通なら最後に使うルースパウダーを、パウダーファンデーションの前につけていきます。皮脂が出やすい額や鼻などに重ねると効果的です。もちろん頬や顎につけてもかまいません。そのあと、スポンジでファンデーションを塗ります。下から上にスポンジを動かして、しっかりと肌に密着するようにつけていきましょう。これも崩れないメイクを仕上げるコツです。パウダーファンデーションの工程が終わったら、もう一度ルースパウダーを付けます。大き目のフェイスブラシで、余分な粉を落とすように全体にふんわりとつけていきます。
最終手段はメイク崩れ防止スプレーの活用!
ファンデーションは全体的に薄く塗りましょう。厚く塗るほど崩れやすくなります。さらにメイクが完成した後、崩れにくいメイクのためのスプレーを使うのもおすすめです。メイク崩れ防止スプレーは、皮脂や汗を押さえる効果があります。メイクの最後にスプレーすると、メイクの持ちが良くなります。さらに、汗や皮脂が分泌されやすい夏のメイクは、ベースメイクだけでなくポイントメイクも崩れやすくなります。ポイントメイクが崩れていると、全体的にだらしない印象になってしまいます。まつ毛や目の周りの油分は、アイメイクを崩れやすくするので、あらかじめ綿棒で拭いておくなどしておきましょう。
普段のメイクにひと工夫することで汗や皮脂崩れを防ぐことができます。テクニックをマスターして、季節を十分に楽しみましょう!
