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村上光太郎教授がレクチャー!「薬草」辞典【第1回】

「すべての食べられる野草は、なんらかの薬効があると思っていい! ただし、種類ごとに強弱はありますが」とは、熊本の崇城大学で薬用植物を研究する村上光太郎さん。

「かじってみて、苦味、酸味、エグ味、渋味がある野草は薬効があるものが多い。たとえば、苦味を感じさせる成分のタンニン。タンニンは傷口に塗れば止血、濃いものを飲めば下痢止め、薄いものは反対に便秘に効果があります」

【利尿・整腸】ドクダミ干したものの生薬名は「十薬」。利尿、整腸のほか、皮膚病などに薬効がある。蒸した葉を練って患部に塗ると化膿や吹き出物に効果あり。茹でてにおいを抜いてから、炒め物、味噌あえに。
【子供の夜泣き・糖尿病】カキドオシ生薬名は「連銭草」。小児の夜泣きや疳かんに効果があり、「カントリソウ」の異名がある。鎮痛、利尿のほか、煎じた液を風呂に入れると、皮膚炎に効く。新芽や花はおひたしやかき揚げで。
【痔・皮膚病】アカメガシワ痔の薬として、江戸時代から知られる。葉を煎じた汁で患部を洗い、その後、新葉を干して粉末にしたものをハチミツやゴマ油で練って塗った。煎じた汁を風呂に入れると皮膚病に効果。
【皮膚病】カキ葉に大量にビタミンCを含有。収穫とともに酵素によって急激にビタミンCが失われるので、収穫直後に熱湯に2分程度浸して酵素を破壊し、干してお茶にする。動脈硬化やアトピーに。
【利尿・鎮痛】イタドリ名前の由来は「痛どり」。新芽や若葉の汁をハチミツと混ぜて飲むと、解熱やリウマチにも効果がある。また、草の汁には抗菌効果があり、食中毒の予防にも。新芽は山菜として人気。
【整腸・ダイエット】オオバコ生薬名は車前草、種子は車前子 。種子は水を吸うと40倍に膨らみ、食べると空腹感が満たされる。また、種子は、疲れ目や目の充血に効果がある。種子、全草ともに、整腸効果がある。
崇城大学薬学部特任教授 村上光太郎さん 国内外から集めた薬草を2万8000uの薬草園で管理。「現代病の多くはミネラル不足に起因する。日本人よ、食い改めて野草を食べれば、もっと健康になれますよ!」

◎構成/藤原祥弘 ◎撮影/テンダー

※薬用植物にはよく似た毒草があったり、用法や量を間違えると逆効果になることも。採集と利用は、詳しい人の指導のもとで行ないましょう。

提供元:BE-PAL

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