島根松江城の堀川めぐり遊覧船で自然と400年の歴史満喫!

堀川遊覧船は、島根県の国宝松江城の周囲を囲む内堀、外堀の約5km弱を50分ほどで遊覧します。高知・四万十川下り、京都・保津川下り、福岡・柳川下りに負けず劣らず、ベテラン船頭さんの名調子に引き込まれます。一見、屋形船ですが橋の高さに合わせ屋根の高さを調整、乗客は船頭さんの合図で一斉に頭を下げます。夏は涼しく、寒い季節はこたつがついて足元はポカポカ。川下り好きにおススメの堀川めぐり遊覧を紹介します。

屋形船の屋根が下がります

写真:Mizuki Yoshi

松江城・堀川遊覧船乗り場(写真)は、大手門跡に隣接しているのでお城見学の後、乗船するのに便利です。堀川遊覧船の乗り場はコース内に3か所(大手前広場、ふれあい広場、カラコロ広場)あり、乗船券は一日有効。乗り降り自由なので、堀川遊覧だけでなく、観光移動の足としても使えます。
小型の屋形船型お座敷船なので靴を脱いで乗船し、向かい合わせに7〜8人が座ります。船のへさきに乗って前方の風景を楽しみたい方は、一番最後に乗船するとよいでしょう。

写真:Mizuki Yoshi

乗船すると船頭さんが、運行中に橋をくぐる際に屋根を下げる説明をし、実際に練習します。電気仕掛けで屋根が前方に傾いて低くなり、乗客は(冬季は)こたつの上に頭をのせるくらいです。松江の静かな水面を行く堀川めぐりを川下りと比較するのは、おかしくないか、と思われるかもしれません。低い橋の下をくぐる際に、船頭さんと乗客がタイミングを合わせて屋根と頭を下げる動作に、激流の川下りで水しぶきを避けるような、船頭さんとの一体感とスペクタクル感があるのです!

写真:Mizuki Yoshi

乗客が屋根の上げ下げに合わせて頭の位置の調整を体で理解すると、船頭さんは静かに船を出していきます。

お堀周りのまったりした自然風景を満喫!

写真:Mizuki Yoshi

長い石垣を回り込むと、更に野面積み(のずらづみ)の石垣が続き400年の歴史と国宝天守を持つ松江城の見どころの一つです。

写真:Mizuki Yoshi

乗船した城山内堀川を抜け、北田川に入るとまったりとして護岸が迎えてくれます。カルガモが泳ぎ、のんびりした風景が続きます。春先にはヒナが泳ぐそうです。

写真:Mizuki Yoshi

すぐに、武家屋敷、小泉八雲旧居、小泉八雲記念館前を通過します。塩見縄手と呼ばれるこの地区は松が美しく、船の後方の席からみ返ると小泉八雲ゆかりの歴史を感じさせる景色がよく見えます(写真)。

バードウオッチングに、カワセミ・コイ・シカ・亀などのオブジェがお出迎え

写真:Mizuki Yoshi

松江城の一番奥にある城山稲荷神社の辺りで新橋をくぐります(写真)。
一般の民家の裏庭を通過するところもあり、船頭さんは騒音に細心の注意をし、マイクを外して肉声に。スピードを落としエンジンも静かに船は滑ります。

写真:Mizuki Yoshi

この先にある、ふれあい広場乗り場前で船はUターンしますが、ここで「見返りの鹿」の埴輪レプリカが迎えてくれます。古墳時代の遺跡から出土した鹿の埴輪で、6世紀前半のもののレプリカ。草を食んでいた鹿が人の気配と感じて振りむいた一瞬をとらえたもので、耳が立っている姿が類例がないそうです。

写真:Mizuki Yoshi

堀川遊覧コース内では、アオサギ、シロサギ、カワセミ、カルガモなどカモ類が見られる他、時折甲羅干ししている亀の姿も。このほか、コイ、カワセミ、サギ、かめなどの青銅製オブジェが護岸にあり、船頭さんの名調子の紹介で楽しめます。

カラコロ広場乗り場では手を振って大歓迎!

写真:Mizuki Yoshi

船は県立図書館前を通過します。ここでは、3段のかめのオブジェが楽しませてくれます。京橋川に入る手前でうべや橋をくぐりますが、トンネルのようになっていて、船の幅2mよりほんの少し広いだけの幅を抜けていきます。屋根を下げたまま、乗客は頭を下げたまま、20秒ほど進みます。

写真:Mizuki Yoshi

橋をくぐりおわると、左に転舵し、京橋川へ入ります。左手にカラコロ工房があり、ピンクのポスト(写真)が縁を結ぶと大人気です。堀川を挟んだ反対側にカラコロ広場があり、広場の向こう側にある京店商店街に「カラコロ大黒」が鎮座しています。この周辺は縁結びのパワースポットです。乗り降り自由なのでカラコロ広場乗り場で下船し、縁結びのパワースポット巡りはいかがでしょう。

写真:Mizuki Yoshi

カラコロ広場の乗船場では船頭さんは乗船場の手前で途中下船者の確認をしたうえ、乗船者がいるかどうか、旗の色で確認します。通過していい場合は、白旗です。乗り場ではスタッフのみなさんが「行ってらっしゃいませ〜」と手を振ってくれます(写真)。うれしい歓迎です。

19回橋をくぐり、松江城撮影ポイントも通過します

写真:Mizuki Yoshi

船は遊覧中、合計19回橋をくぐります。但しUターンする場所もあるので、実際には17の橋です。その内、4つの橋で屋根を下げます。「ウィーン」という屋根が下がる音と乗客が一斉に頭を下げる風景は、ぜひ味わってほしいおススメ体験です。
橋の名前はいずれも築城400年の松江の歴史を感じさせる味わい深いものばかり。例えば、稲荷橋、北堀橋、普門院橋、幸橋などなど。
カラコロ広場乗船場はコースのほぼ中ほどです。ここから更に10回橋をくぐります。米子川を北上し、左折して普門院橋をくぐると、視界が開け、松江城を望む撮影ポイントです(写真)。出発した大手前広場乗船場から見た松江城から約90度反時計回りで見た角度です。船はバスほど揺れません。しばらく撮影ポイントが続きます。

おわりに、

いかがでしたか、川下りや運河、船好きの方にもとても楽しい50分です。年間30万人乗船する人気の遊覧で、さくら、はなしょうぶ、やなぎ、松、紅葉、あじさい、つわぶきなどの四季の花々のほか、バードウオッチングや自然観察、オブジェ観賞も楽しめます。船頭さんの名調子や歌も入り、旅をより楽しくしてくれます。
周遊バスのレイクラインと市営バスの共通2日間券(1,000円)があれば、大人1,230円が団体料金の1,020円になるなどメリットがあります。お城見学などで少し足が疲れた後に、ゆっくり座敷船で足を伸ばしながら松江の歴史ある風景を楽しむ時間はいかがでしょう。

■関連MEMO
ぐるっと松江堀川めぐりHP
http://www.matsue-horikawameguri.jp/about/index.html
島根県松江市観光公式サイト
http://www.kankou-matsue.jp/
松江市交通局HP
http://matsue-bus.jp/lakeline

【トラベルjpナビゲーター】
Mizuki Yoshi

提供元:トラベルjp<たびねす>

オリコントピックス