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豪華絢爛の百万石まつりは必見!金沢の夏を彩る5つのイベント


北陸新幹線が開業し、週末などは観光で訪れる人々の数がとても多くなった金沢。日本海に近いことから、鮮魚を始めとした海の幸などの冬のグルメに関心が集まりがちですが、ちょうど梅雨に入る初夏から夏の時期は歴史あるイベントなどが満載!厳選した5つをご紹介しますが、中でも注目は「百万石まつり」。ぜひ、夏の時期も金沢へお出かけになってみてはいかがでしょうか。

「氷室(ひむろ)の日」

写真:金沢市観光協会

金沢市内とその近郊の町では、毎年7月1日を「氷室の日」として「氷室まんじゅう」を食べる習慣があります。
藩政時代の頃になりますが、氷室の節句という旧暦6月1日(新暦7月1日)に、「氷室」といわれている小屋に貯蔵してあった天然の氷雪を、加賀藩主が徳川将軍家に献上するために江戸へ届けていました。そして当時、氷雪が氷室小屋から江戸へと無事に届けられるようにと神社におまんじゅうが供えられたことが、「氷室まんじゅう」を食べるようになった起源とされています。
現在では、金沢の奥座敷といわれている湯涌(ゆわく)温泉を舞台に、毎年1月末に氷室小屋での雪詰め、6月30日には氷室開きが行われています。これらは藩政時代にのっとり、当時の衣装や形式が再現され、雪詰めは冬の行事、氷室開きは夏の行事として公開されています。

写真:Mayumi T

そして毎年7月1日になると、金沢市内の和菓子店ではこの「氷室まんじゅう」が売り出され、地元の人々が買い求める姿を目にすることができます。金沢の蒸し暑い夏を無事に健康にすごすための願い、無病息災を願うといった意味も込められています。

写真:Mayumi T

湯涌温泉街の各旅館、お土産店では3色がひとつになった「氷室まんじゅう」も販売されています。「無病息災」にあやかり、お土産品として支持されています。

風情ある茶屋街でのイベント

写真:Mayumi T

金沢をはじめ石川県内は地域がら雨の日がとても多く、夏の時期は蒸し暑い日が続きます。市内には浅野川や犀川(さいがわ)といった大きな二つの川があることから、夏の時期は涼を求めて人々が川沿いをのんびりと散策する姿が多くなります。

写真:Mayumi T

特に浅野川周辺には「ひがし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」の二つの茶屋街がありますので、風情を感じながら散策されるのがオススメ。茶屋街では年間を通して日没後にライトアップがされていますので、夏の時期は独特の風情を感じることができますよ。

写真:Mayumi T

2017年6月10日(土)〜2018年3月24日(土)には、この二つの茶屋街と「にし茶屋街」を含めた金沢市内の三つの茶屋街で、「金沢芸妓のほんものの芸にふれる旅」として毎週土曜日13時から1時間程、お茶とお菓子付きで、芸妓による踊り、お座敷太鼓、お座敷遊び等が一人3000円で体験できます。この機会にぜひ、金沢の伝統文化にふれてみてはいかがでしょうか。(「金沢市観光協会」公式HP「金沢旅物語」から予約ができます)

「金沢城・兼六園ライトアップ」が初夏と夏に開催

写真:Mayumi T

金沢城と兼六園のライトアップが、後述の「金沢百万石まつり」の日程に合わせて開催されます。幻想的な景観をお楽しみください。
金沢城・兼六園ライトアップ〜初夏の段〜
2017年6月2日(金)〜4日(日)19〜21時、入園無料
(2日(金)〜4日(日)7〜18時も入園無料)
以下のようなイベントも開催されます。
・ホタル観賞会
6月23日(金)〜24日(土)20〜21時半
6月30日(金)〜7月1日(土)20〜21時半
・ライトアップ〜夏の段〜
8月10日(木)〜12日(土)18時半〜21時
・夏休みの無料開園
8月14日(月)〜16日(水)7〜18時

写真:Mayumi T

壮大な建築を誇る金沢城。「石川門」「河北門」「橋爪門」は「金沢城三御門」とよばれていますが、宝暦の大火(1759年)の後、天明8年(1788年)に「石川門」が再建、それが今も残され国の重要文化財に指定されています。2010年4月に「河北門」、そして2015年3月「橋爪門」が復元されています。特に何種類もの石垣のライトアップが美しいのでご覧ください。

写真:金沢市観光協会

加賀藩三代藩主、前田利常により作庭が始まった「玉泉院丸庭園(ぎょくせんいんまるていえん)」。廃藩まで金沢城内玉泉院丸に存在していました。明治時代には廃絶されているのですが、数々の発掘調査や、残された絵図、文献などに基づいて設計が行われ、2015年3月に金沢城内に庭園が再現されています。
「玉泉院丸庭園」は通常の毎週金、土曜日の夜や祝日の前日にも夜間に開園、ライトアップが行われています。こちらは演出1・2があり、1では「夕焼けの庭」「宵の庭」「月見の庭」の「三つの灯り」が楽しめます。2の「四季の灯り」では、尺八や筝などの和楽器の演奏ととともに、四季の移ろいが感じられます。

「加賀友禅燈ろう流し」

写真:Mayumi T

金沢の初夏の風物詩「加賀友禅燈ろう流し」。後述の「金沢百万石まつり」の特別協賛行事として開催されています。
「加賀友禅燈ろう流し」
2017年6月2日(金)19〜21時
浅野川の天神橋から浅野川大橋にかけて開催されます。金沢の伝統工芸品である加賀友禅と川はつながりが深いことから(加賀友禅が出来上がる工程で、生地に付いているのりや余分な染料を洗い流す作業を、浅野川で行っていた為)、この業界に携わってきた故人の霊を慰め、水供養として行われています。約1200個程の燈ろうが浅野川を流れる様子は、とても風情がありますよ。

必見の「金沢百万石まつり」

写真:Mayumi T

加賀百万石の伝統と文化を彩る時代絵巻として、毎年開催されている金沢の一大イベント「百万石まつり」。
第66回「金沢百万石まつり」
2017年6月2日(金)〜4日(日)
天正11年(1583年)、加賀藩祖前田利家公が金沢に入城し、金沢の礎を築いたことを偲んで開催されています。大正12年〜昭和20年までは、尾山神社の「封国祭」に合わせて金沢市祭として行われてきた行事がルーツとなっています。また尾山神社には加賀藩祖、前田利家公とその妻「まつ」が祀られていることから、6月2日には「祈願祭」や「献茶式」が行われます。

写真:金沢市観光協会

メインイベントである「百万石行列」は、6月3日(土)14時〜JR金沢駅東広場(鼓門の所)にて出発式。駅前から国道157号を通って、南町(みなみちょう)〜尾山神社前〜香林坊(こうりんぼう)〜片町〜しいのき迎賓館〜金沢城公園へと練り歩きます。

写真:金沢市観光協会

「百万石行列」が通りを練り歩き、前田利家公が金沢城に入城する「入場祝祭」は「金沢城公園」16時〜となります。ここでは3日(土)、4日(日)の両日、「盆正月」という伝統行事が行われます。藩政期に前田家の嫡子誕生や官位昇進などの慶事を城下挙げて祝った様子が再現されますよ。

夏の金沢を楽しもう

初夏から夏の金沢は、湿度がかなり高くジメジメしていますので、昼間のイベントの他、過ごしやすくなる夜のイベントも充実しています。ぜひ夏の金沢も楽しんでみてください。
また、金沢を含め北陸の天候はとても変わりやすく、特に梅雨から夏は変わりやすい時期ですので、折り畳み傘などの雨具をご持参されることをおススメします(金沢駅構内「石川県観光情報センター」でも無料で傘などを借りられます)。快適な金沢の旅をお楽しみください。

■関連MEMO
湯涌温泉観光協会
http://yuwaku.gr.jp/
金沢城と兼六園
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html
百万石まつり
http://100mangoku.net/
金沢市観光協会
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/
[たびねす]海の幸から風流なお菓子まで!絶対食べたい金沢夏グルメ5選
http://guide.travel.co.jp/article/4904/

【トラベルjpナビゲーター】
Mayumi T

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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