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トヨタ・アクアG“ソフトレザーセレクション”(FF/CVT)【試乗記】


進化した食パン・カー

トヨタの売れ筋ハイブリッドカー「アクア」がマイナーチェンジ。デザインの手直しに加えてボディー剛性の強化や燃費の向上などさまざまなテコ入れが施された、最新型の走りを報告する。

強力なライバルに燃費で対抗

アメリカで「カムリ」はWhite Bread、つまり食パンのようなクルマだと言われているそうだ。飛び抜けた魅力があるわけではないが、文句も言われない。普通だからこそベストセラーカーであり続けている。

日本の食パン・カーは、アクアかもしれない。今世紀に入った頃から「ヴィッツ」「フィット」といったコンパクトカーが勢力を広げ、ハイブリッドが受け入れられると「プリウス」が爆発的に売れた。アクアはハイブリッドのコンパクトカーなのだから、2つの流れのいいとこ取りである。5ナンバーサイズでスペース効率がよく、燃費性能が高い。人気を博したのは当然で、2013年から3年連続で販売台数第1位の座に輝いた。

2016年は4代目となったプリウスが第1位に返り咲き、アクアは2位に甘んじた。新車効果もあってのことであり、トヨタ同士の競争だから問題はない。だが、アクアには新たに強力なライバルが出現している。2016年11月に登場した「日産ノートe-POWER」だ。発売直後に月間販売台数第1位となり、日産車としては30年ぶりとなる快挙を達成した。それ以来、アクアは販売台数でノートの後塵(こうじん)を拝し続けている。

同じコンパクトなハイブリッドカーに負けているのだから、状況は深刻だ。ボディーサイズはほぼ同じで、価格もアクアが178万5240円から、ノートe-POWERが177万2280円からとなっているガチンコ対決なのだ。6月に行われたマイナーチェンジで、アクアは従来型の37.0km/リッターから38.0km/リッターへとJC08モード燃費の最高値を伸ばした。ノートe-POWERの37.2km/リッターを上回る数値である。

内外装も変更を受けている。最も大きな変更は従来の「X-URBAN」に代えて「クロスオーバー」というグレードを設定したことだろう。トレンドであるSUVテイストをよりはっきりさせたわけだ。新たな需要を喚起しそうだが、今回試乗したのはノーマルなモデル。最上級グレードの「G“ソフトレザーセレクション”」である。...

提供元:webCG

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